スタッフブログ

小倉 

指定整備審査終了

[2018/12/27]

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小倉 
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メンテナンスTips
先週陸運支局の専門官による指定整備導入の審査を無事終了しました。
車検の完成検査の実技試験は自分でもほぼ納得の出来栄えで専門官の評価も上々。
聴き取り審査も緊張してしまったものの、事前の予習が功を奏し、何とかボロを出さずに済みました。
その後専門官は支局にこの案件を持ち帰り検討。
問題が無ければ大阪の陸運局に上申。
申請が通れば来年2月頃には晴れて「指定整備事業者」として認可される予定です。

指定整備事業者として認可されるメリットですが・・・
自社で車検作業を完結出来る為、預かり期間の短縮が図れることです。(陸運支局への現車提示不要)

陸運支局は土日祝が休みであり、弊社は月曜が定休日。
その為週末にお預かりした場合預かり期間が長くなっていました。
今後は短期間車検等も考慮に入れた在庫部品の見直しも進めていくつもりです。

長い実績期間でしたが、導入から審査まで一連の工程を担当させてもらえた事は貴重な経験となりました。
同僚のサポートに感謝です。
今後は国の検査業務を代行する立場の為、制度の厳格な運用が求められます。
「知らなかった」では済まされないので、常に新しい法令を熟知しておかなければなりません。
まぁ、きちんと法令順守を行っていれば何の問題も無いので真面目にやっていこうと思います。
お陰様で8月から交代で始まったシトロエン栗東全スタッフによるブログも半年を迎えました。
そろそろネタが枯れて困っているスタッフも出ている様子。
そこで来年からは一部ローテーションを変更する事となりました。
サービススタッフへの負担が軽減され、ホッとしているスタッフも居るとか居ないとか・・・
来年も弊社ブログにご期待ください。

小倉 

自動車整備業界について思う事

[2018/12/06]

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小倉 
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先頃国土交通省の自動車整備主任者・自動車検査員の法令研修を受講してきました。
この研修は認証工場、指定工場の担当者に毎年受講が義務付けられている恒例行事みたいなものです。
大体いつも関係法令の変更点、各種通達、支局からの要請といった内容です。

最近気になるのは各種研修会の参加者の年齢層。
少子化の影響か、若手が減ってきていますね・・・
そういえば振興会会報の記事も「人手不足・若者に整備士の魅力をPR」云々の内容が目立ちます。
JITCO(公益財団法人 国際研修協力機構)のHPを見ると外国人技能実習制度の中には自動車整備も入っている模様。
業界の人手不足は以前からチラホラ言われていましたが、現状は思っていたより深刻な様子です。

私がこの業界に入った当時、自動車業界は絶好調で整備士に憧れる若者も多く、私もその一人でした。
当時から自動車整備士は3Kならぬ4Kな職種(危険、汚い、きつい、給料安い)と呼ばれていましたが、それでもこの仕事を志したのはクルマが好きだったから。
この仕事はその人が本来持っているセンスや手先の器用さ、中でも性格的な部分で同じ仕事をやっても出来映えや作業スピードが大きく変わってきます。
その為実力は単純に経験年数だけでは測れない部分も多く、そういった職人的な要素にも魅力を感じていたわけです。
その一方いつも感じるのは自動車整備士の社会的地位の低さ。
人の命を預かる立派な仕事であり、まじめに志を持って努力している方々も沢山おられるのに残念です。

「職業に貴賤なし」と言われていますが現実には存在していることに無力感を感じてしまいます。
今は人手不足で空前の売り手市場、条件の良い仕事から順番に埋まっていくので若手や素質のある人材が回ってこないのも当然でしょう。

国内の需要が先細りしていく中、10年後この業界はどうなっているのでしょうか?

小倉 

指定整備導入勉強会とOneNoteの活用

[2018/11/15]

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小倉 
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お知らせ
先日弊社にて指定整備取得審査に向けて、整備振興会の担当者様を迎えての勉強会がありました。
主任技術者と検査員による完成検査のロープレと審査に向けての打ち合わせが目的です。

「指定整備事業」とは国の検査業務の一部(継続検査)つまり車検を民間で代行することをいい、
「指定整備事業者」として認可されるには設備や知識に非常に高いハードルが設けられています。

審査は陸運支局の審査官立会いの下
・完成検査の実務 (制限時間70分)
・聴き取り審査 (約2時間!)
の2点の出来栄えに加え、実績期間中(5か月分)の書類審査、その他施設や設備、全ての預かり車両に保安基準不適合箇所が無いかをチェックされ、その結果によって合否が判定されます。

これは我々担当メカニックにとっては大変なプレッシャーと言えます。
回りくどい法律用語、似てるようで異なる表現、何より文字ばかりの分厚いテキストは鬼門。
学の無い私にはかなりの苦行。
現在飲み込みの悪い頭に叩き込む為自宅で自主トレ中。

話は変わりますが、近頃MicrosoftのOneNoteに修理ネタや良く使う資料等をリンクやPDF、エクセル等を使って張り付けています。
このアプリは自宅PC、会社のPC、スマホ等と何時でも何処でもクラウドで同期出来る優れものです。
ささいな事でも思いついた事は忘れる前に何でもメモれるので重宝しています。

紙媒体と違って資料のある所に行く必要も無ければ探す手間も不要。
今回の指定整備に関しても理解した部分を自分の言葉とキーワードで編集し直すといった作業をチマチマと続けています。

これを活用できるようになれば加齢で衰えた記憶力を補う事が可能となり、データーが蓄積されるほど仕事の速さとなって活きてくれるはずだと考えています。

小倉 

速度計試験機(スピードメーターテスター)

[2018/10/25]

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小倉 
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メンテナンスTips
前回の光軸調整に続き、今回は速度計試験機をご紹介します。
車検(24か月定期点検)といっても点検・作業以外に一体何を行っているのか?という疑問にお答えしていきます。

完成検査時は車両のスピードメーターの誤差が基準値内にあるか否か、このような速度計試験機を用いて検査を行います。
ローラー上をメーター読み40km/hで走行し、その時の実測値をリモコンでホールド。
この場合、実測値36.6km/hと表示されていますので、+3.4km/hと記載します。
(実際の速度より車両のスピードメーターが3.4km/h速く表示されている)
保安基準上の判定基準は

・平成18年12月31日までの製作車  +9km/h~-4.4km/h
・平成19年1月1日以降の製作車   +9km/h~-2.5km/h

となっており、プラス側よりマイナス側の誤差を小さく取ってあります。
これは実際の速度より速く表示されにくくする事が目的との事。
平成19年以降製作車はマイナス側の基準値が更に狭められています。
実際測定していてもほぼ全ての車両が+2~4km/h程速めに表示されているようです。
※インチアップやタイヤサイズを変更される場合は「タイヤサイズ変更早見表」で検索される事をお勧めします
誤差は速度が上がっても変わらず、60km/hでは+3.3km/h、80km/hでは+3.5km/hとなりました。
(若干の誤差はリモコンのボタンを押すタイミングの為発生します)
てっきり速度に比例して誤差が大きくなると思っていただけに意外な発見でした。

つまりスピードメーター上では80km/hで走行していても実際は76.5km/hしか出ていない事になります。
だからといってサバ読みで走行するのも考えものです。
流れにのって(速度差が無い状態で)走る方が安全で自分も楽ですからね。
指定整備記録簿には速度計の誤差を始め、制動力、光度、排ガス濃度等も記載されています。
弊社では指定整備の実績期間中の為、交付はしておりませんがご希望の方にはご説明いたします。

小倉 

ヘッドライト光軸調整

[2018/10/04]

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小倉 
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メンテナンスTips
夜間の走行に欠かせないヘッドライト。
近年は明るいHIDタイプが普及した為か、やけに眩しい対向車に遭遇する機会が増えた気がします。
きちんと調整されていれば問題ないのですが、レンズによっては光度が上がると拡散する光量も増加するのでその分眩しく感じるのかもしれません。

ヘッドライトの光軸は大変デリケートな為、シビアな調整が求められます。
フロントバンパーを擦った場合、バンパーに接触しているヘッドライトも押されて取り付けがずれてしまう事があります。
僅かな角度のズレでも10メートル、20メートルと距離が増すほど増幅されて大きなズレとなります。
車検時やヘッドライトの脱着を伴う作業を行った際は、このようなヘッドライトテスターを使用して調整します。
ヘッドライトレンズから1メートルの距離で測定し、この装置で10メートル先の数値へと変換。
保安基準ではロービーム(下向き)でエルボー点(上側カットラインの屈折点)が規定の範囲内にあり、光度測定点で6400カンデラ以上の明るさが求められます。
車両とヘッドライトテスターを基準位置に正対させ、中心をロービームのセンターに合わせます。
(映像はカラーにも出来ますが、画像処理にタイムラグが出る為モノクロの方が使いやすいのです。)
調整前
ディスプレイに光度が等高線状に可視化されます。
やや下向きで光度も1700カンデラと基準値以下。
少し上げてみます。
エルボー点がターゲットエリアにあり、光度も16900カンデラまで上昇。
中心より左側も水平面より下側で歩行者にも優しい仕様です。
(レベライザー付きの車両では0位置での測定となる為、お客様による調整は下げる方向のみ可能です。)

プロジェクタータイプの車両ではこのように上方向のカットラインやエルボー点がくっきり出ますが、リフレクタータイプの車両では調整が難しい場合があり、悩むところです・・・
※プロジェクタータイプ⇒カットされた光源をレンズで拡大して照射(必要な部分のみ照らす)
※リフレクタータイプ⇒反射板を使って光源を照射(光が拡散しやすい)

弊社ではヘッドライトに関する各種ご相談を承っております。

・ロービームでもう少し遠くまで照らしてほしい
・逆に下げてほしい
・ヘッドライトユニットをグレードアップしたのでどれだけ変わったのか数値で確認したい
・レンズがくすんできたので磨いてほしい
・HIDユニットの取り付け

等々・・・保安基準の範囲内でご要望にお応えします。