裏蓋を開けてハードディスクを交換します。
今回はドライブのイメージバックアップを取っておいたので復旧も簡単でした。
手順は合っているはずなのですが、それでもちゃんと起動するまではいつも不安です。
そういえば日常業務でも従来のアナログな仕事に加え、近頃は各種ECUのプログラム書き換えや同期、データーの取り出しといったデジタルな仕事が格段に増えてきました。
修理書や配線図の検索をはじめ、プジョーシトロエンジャポンとのやり取りや会議も全てパソコン経由です。
整備士の仕事も随分変わったものです。
「勘と経験」だけで行う故障診断だけでは通用せず、取り込んだデーターから基準値と測定値を元に不具合の根拠を正確に説明できる事が求められる時代になってきました。
電動化の流れの中で今後この傾向は益々大きくなっていく事でしょう。
油にまみれて寝板でクルマの下に潜り込む・・・といった従来の整備士のイメージは過去のものとなっていくのでしょうか?
時代遅れの整備士とならぬよう、常に新しい技術を取り入れていこうと肝に銘じました。