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先日弊社ユーザー様より、古いタイヤが有るので処分して欲しいとの依頼が有り
廃棄処分を承諾し、持ち込んでいただきました。
するともう30年位前に使われていたスパイクタイヤでした。
久しぶりに見ましたので私もびっくりでした。
ちょっと調べてみると、スパイクタイヤは1959年にフィンランドで誕生しました。
英語では、スタッドタイヤ(stud tire)と呼ばれており
タイヤのトレッド面に金属の鋲(スタッド)が打ち込まれたタイヤです。
スパイクタイヤは氷結路では大きなグリップを発揮するので、現在でも
WRCのスノーステージではスパイクタイヤが使用されているようです。
1960年代には日本でも生産が始まったようで、1970年代に普及しました。
タイヤチェーンと比べても着脱の手間がなく、好まれて使われたのですが
雪や凍結の無いところでは、スタッドが路面を傷つけるように
削ってしまう欠点が有り、日本全国でも1980年代にスパイクタイヤの
粉塵による健康被害が発生し始め、その後1990年より
「スパイクタイヤ粉塵の発生防止に関する法律」が発布&施工され
スパイクタイヤの使用に制限が設けられるようになり
スパイクタイヤが使用されなくなっていきました。
現在はとっても性能の良いスタッドレスタイヤに変わっております。