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小倉 

ヘッドライト光軸調整

[2018/10/04]

スタッフ:
小倉 
カテゴリー:
メンテナンスTips
夜間の走行に欠かせないヘッドライト。
近年は明るいHIDタイプが普及した為か、やけに眩しい対向車に遭遇する機会が増えた気がします。
きちんと調整されていれば問題ないのですが、レンズによっては光度が上がると拡散する光量も増加するのでその分眩しく感じるのかもしれません。

ヘッドライトの光軸は大変デリケートな為、シビアな調整が求められます。
フロントバンパーを擦った場合、バンパーに接触しているヘッドライトも押されて取り付けがずれてしまう事があります。
僅かな角度のズレでも10メートル、20メートルと距離が増すほど増幅されて大きなズレとなります。
車検時やヘッドライトの脱着を伴う作業を行った際は、このようなヘッドライトテスターを使用して調整します。
ヘッドライトレンズから1メートルの距離で測定し、この装置で10メートル先の数値へと変換。
保安基準ではロービーム(下向き)でエルボー点(上側カットラインの屈折点)が規定の範囲内にあり、光度測定点で6400カンデラ以上の明るさが求められます。
車両とヘッドライトテスターを基準位置に正対させ、中心をロービームのセンターに合わせます。
(映像はカラーにも出来ますが、画像処理にタイムラグが出る為モノクロの方が使いやすいのです。)
調整前
ディスプレイに光度が等高線状に可視化されます。
やや下向きで光度も1700カンデラと基準値以下。
少し上げてみます。
エルボー点がターゲットエリアにあり、光度も16900カンデラまで上昇。
中心より左側も水平面より下側で歩行者にも優しい仕様です。
(レベライザー付きの車両では0位置での測定となる為、お客様による調整は下げる方向のみ可能です。)

プロジェクタータイプの車両ではこのように上方向のカットラインやエルボー点がくっきり出ますが、リフレクタータイプの車両では調整が難しい場合があり、悩むところです・・・
※プロジェクタータイプ⇒カットされた光源をレンズで拡大して照射(必要な部分のみ照らす)
※リフレクタータイプ⇒反射板を使って光源を照射(光が拡散しやすい)

弊社ではヘッドライトに関する各種ご相談を承っております。

・ロービームでもう少し遠くまで照らしてほしい
・逆に下げてほしい
・ヘッドライトユニットをグレードアップしたのでどれだけ変わったのか数値で確認したい
・レンズがくすんできたので磨いてほしい
・HIDユニットの取り付け

等々・・・保安基準の範囲内でご要望にお応えします。