スタッフブログ

小倉 

エアコン修理

[2020/05/26]

スタッフ:
小倉 
カテゴリー:
メンテナンスTips
今年もそろそろエアコン修理の依頼が増えてきました。
直近で壊れたのか冬の間に壊れていたのかは分かりませんが、気温が上がり、冷房を使い始めるこの時期に皆さん故障に気付かれるようです。
エアコンの不具合はガス漏れ、コンプレッサーのクラッチ故障、或いはエアコンシステムには問題が無くフェイルセーフで作動を止めてしまっている場合等多岐に渡ります。

最近は室内エアコンユニットの中にあるエバポレーター(熱交換機)からのガス漏れが多いですね・・・
エアコンユニットの交換は冷却水を抜き取り、センターコンソール、ダッシュボード、ステアリングコラム一式、前席シート等を取り外す大仕事。
後付け電装品の配線が変な取り回しになっていた時なんかは悪夢です。
また、近頃のクルマのダッシュボードは奥行きが大きく、狭いドアの開口部から取り出すのに気を使います。

標準作業時間は6時間程となっていますが・・・本当にその時間で出来るのか?
↑が問題の室内エアコンユニット。(約11万円)
エバポレーター、吹き出し口切り替えフラップやモーター等が組み込まれたユニットとなっています。
丸い穴の部分にブロアーファンを、下部の長穴に暖房用ヒーターコアを組み替えて取り付けます。
国産車ではエバポレーターだけを交換できますが、シトロエンでは残念ながらユニットでの供給となります。
奥に見えるコアがエバポレーター。
手前の円筒形の部分にブロアーファンが入り、エバポレーターを空気が通り抜ける際、冷風が生成されます。
この部分で凝縮された水がドレーンパイプを伝って車外へ排出されます。
ほぼ密閉された空間故エンジンを止めた後も湿りがちなので、エバポレーターにとって高温多湿の日本は厳しい環境なのかもしれません。

目に見えない位の小さな腐食穴でもタイヤの空気圧以上のガス圧が掛かっているので、少しずつ抜けていきます。
抜けたガスは室内の吹き出し口から出てくるので、漏れの多い場合は独特の匂いですぐそれと分かります。
僅かな漏れの場合は配管内に蛍光剤を注入して可視化し、水抜きドレーン周辺の痕跡を調べます。
↑の機械はガスの回収、配管の真空引き、充填を自動で行なえる優れものです。
従来のゲージマニホールドを使って圧力を見ながら勘で注入量を調整する方法と違い、規定量をグラム単位で設定できるので過充填、充填不足の心配がありません。
各工程を手動で行うことで、診断時のテスターとしても使えます。

さて、ようやく緊急事態宣言が全国で解除され、少しずつ日常が取り戻されていくのは嬉しいものです。
「新しい生活様式」も今までの流れで自然と定着しそうですね。
経済優先での解除には不安もありますが。
結局例の布マスクは未だ届かず・・・自分の身は自分で守るしかないと理解しました。


宣言解除に伴い、弊社も時短営業を解除し通常営業となりました。
10:00~19:00(サービス当日修理最終受付17:30)
今後とも宜しくお願い致します。