MENU

アクセスマップ

CITROËN 栗東

住所〒520-3045
滋賀県栗東市高野330番地2
Googleマップでみる

TEL077-516-6880

営業時間10:00-19:00
当日整備入庫受付
17:30迄

定休日月曜日、第2火曜日

アクセス方法名神高速栗東インターチェンジの栗東第3(四日市・甲賀方面)出口より国道1号線に出ていただき、水口方面へ900m程走行していただくと右手にございます。

スタッフブログ

「昭和のくらし」

[2019/06/24]
小倉 
「昭和のくらし」
ネタに困った時はPCに溜まっている過去の写真で「旅日記」。
写真に対してコメントを入れるという手法で月一のブログ当番を乗り切ります。
マンネリになりがちなブログの私物化活性化が目的です。

今回は福井県の「福井県歴史博物館」を御紹介。
主に高度経済成長期(昭和30年代から40年代)の生活道具が数多く展示されています。
どのコーナーも貴重な資料で見所満載ですが、「昭和のくらし」コーナーはそういった所蔵品を使って博物館の中に町の一角を再現した力作です。

年代的には私より1回りか2回り程昔ですが、何処か懐かしさを感じます。
「昭和のくらし」
もちろん店内も当時の小物を使って忠実に再現されています。
床の汚れ方とかガラスの曇り具合、程良く使い込んでくたびれた演出が〇。
ついさっきまで誰かが食事していたかのように錯覚します。
「昭和のくらし」
隣は町の修理屋さんです。
看板の手書きのフォントが昭和ですね。
自転車やバイクと一緒にオート3輪が整備されています。
バイクの延長線としてこういった自動車も取り扱っていたのでしょうか。
「昭和のくらし」
作業場の様子です。
作業中の再現らしく雑然とした中にも道具が機能的にレイアウトされています。
使い込んだ工具や壁の汚れ具合、床に垂れたオイルの跡とかも良い感じですね。
考証もしっかりやってそうです。
「昭和のくらし」
その隣は駄菓子屋さんで・・・だんだん映画「3丁目の夕日」が見たくなってきました。
ここでもセメントや木戸の汚れ具合(水はねや退色)の再現が素晴らしい。
サンデーモデラーとしてはこういった部分の作り込みが気になるんですよ。
「昭和のくらし」
道の端っこにもこだわりが・・・
さりげなく草が生えていたり落書きがあったり、小石の溜まり等、凝った作り込みに関心します。
「昭和のくらし」
夕暮れ時の民家
夕飯の匂いがしてきそうです。
元々の母屋に台所を増築したという設定だそうです。
玄関先には犬小屋と番犬もセッティング。
「昭和のくらし」
ダイニングセットに炊飯器、冷蔵庫、タイルの流し台、いかにも昭和なデザインの床材。
「昭和のくらし」
ソファーセットにテレビ、ステレオ、百科事典、トロフィーや旅先の思い出等が並んでいます。
この時代にこういったモノを揃えられる人はほんの一握りだったのではないでしょうか?
生活の欧米化はこの頃から急速に広がったそうです。
床じゃなく椅子に座る文化・・・
私は畳でゴロゴロ出来る方が好きですが。

余談ですが以前趣味で自分の育った地域の古地図を集めていました。
入手先は主に図書館の郷土資料室であったりネットオークションです。
国土地理院の地形図なら1年刻みで閲覧でき、写しももらえます。
当時の住宅地図なんかはかなり貴重です。
昭和初期から現在までの町の移り変わりを遡って追っていくと様々な発見があります。
山と里道しか無かった地域に集落が出来、集落と集落を結ぶ道が主要道となり、やがてそれを避けるようにバイパス道路が出来ていく・・・
初めから都市計画で作られた町と違い、継ぎ足しを繰り返して現在の姿となった町はまるで生き物の様です。
新しい道路や線路が出来る一方で廃道、廃線も発生。
現地を訪れるとその痕跡が残っていたりしていてノスタルジーを感じます。